2017年3月/作家のご紹介
本日「ふみ綴る おもひを託し 生まれしみたて」展覧会が無事に終了致しました。
会期中は多くのお客様に足をお運び頂きまして、誠にありがとうございました。着物と帯の新しい取り合わせを見つけていただけたことと想像しております。
このたび主催いただきました帯屋捨松さま、京絞寺田さま、織楽浅野さま、結城奥順さまへ改めて御礼申し上げます。
皆さまの益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
アートスペース余花庵 スタッフ一同
おもひを託し 生まれしみたて
とき:2017年2月28日(火)〜3月5日(日)
時間 10:30~19:00
ギャラリートーク 2017年3月4日(土)14:00〜 約1時間
展示とともにつくり手の思いをお伝えいたします ※事前申込不要
おもひを託し 生まれしみたて
身につける衣は 自然の風土の中で
素材や技を生み 季節の移ろいのように変化し
伝えられてきました
本展では 着物と帯のそれぞれのつくり手が
日本の美意識の中で育まれた
ものづくりの思いや感覚を言葉にして
こころ通わせ 創作いたします
どうぞ取合せの妙をお楽しみください
ひかり射す 本場結城紬網代緯絣 結城奥順
モダン更紗文 袋帯 帯屋捨松
欧風金蘭 袋帯 織楽浅野
市松文様 本疋田訪問着 京紋寺田
帯屋捨松
安政年間(1854~59年)より、西陣の地で織元として150年を超える歳月を手織りを中心に工芸帯地作り一筋に歩んでまいりました。
世界中の美を追求し、それらを大胆に帯作りに取り入れることにより、独自の世界を作り上げてきました。手間暇を惜しまず、妥協を許さない、帯作りを徹底しています。
有限会社 帯屋捨松
〒602-8201 京都市上京区笹屋町大宮西入桝屋町609
電話 075-432-1216
http://www.obiyasutematsu.co.jp
京絞寺田
大正12年京都市下京区松原高倉にて、鹿の子絞り寺田商店設立。糸で布を括り防染を施し模様を染め出す、一見単純とも思える手技が古来から現代に至まで我々の美意識の水脈を広げて来ました。業界が縮小し職人の世界が減少する時代であっても、現代だからこそ生まれる染色技法もあります。そんな試みを重ね創作活動をしています。
有限会社 京絞り寺田
〒600-8443 京都市下京区綾小路下ル船鉾町391
電話 075-353-0535
http://www.kyoshibori.com
織楽浅野
織を楽しむこころをもの創りの原点としています。
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」の世界に魅せられ、より深く日本の美意識や美しさを見つめ直し、表面にとらわれるのではなく精神的に豊かな奥行きを求め、伝統的な美しさに時代性を合わせ持つおしゃれな帯づくりを目指しています。
株式会社 織楽浅野
〒603-8451 京都市北区衣笠鏡石町11-5
電話 075-464-4141
http://www.shokuraku.jp FB @shokurakuasano
結城奥順
明治40年創業以来、日本の絹織物の原点、結城紬の産地製造問屋として職人たちとものづくりをしています。
2006年には「つむぎの館」(資料館、織りと草木染の体験工房、陳列館など)をオープン。2014年には今の時代を楽しむ着物を提案するお店「結城 澤屋」を敷地内にオープンしました。着る人々に手づくりのぬくもりと喜びを提案しています。
奥順 株式会社
〒307-0001 茨城県結城市結城12-2
電話 0296-33-3111
http://www.okujun.co.jp http://www.yukitumugi.co.jp
展示会が行なわれた当ギャラリー(アートスペース余花庵)の様子
ふみ綴る おもひを託し 生まれしみたて
ふみ綴る「おもひを託し 生まれしみたて」は、おかげさまで多数のお客様方にお越し頂けました。感謝申し上げます。展示された作品、開催中のギャラリーなどのフォトレポートをご覧ください。