2016年4月/作家のご紹介
本日、杉森康彦さまによる『洛中洛外之情景・2016年春』展示会を無事に終了致しました。
大胆な構図で京都の風景を描きだされた杉森さまの作品の数々は、よく見知った京都を別の切り口から眺めることができ、改めて京都の景観・行事の魅力を感じることができる展示会でした。
杉森さまは、次回は『洛中洛外之情景・秋』を構想中とのことで、早ければ今秋、皆さまにまた情感あふれる京都の絵をご覧いただけることと思います。
今展にご来場いただきました皆さまに心より感謝申し上げます。
アートスペース余花庵 スタッフ一同
杉森 康彦 展
洛中洛外之情景・2016年春
とき:2016年4月26日(火)〜5月1日(日)
時間:10:30~20:30
※初日と最終日のみ18:00で終了になります。
作家在廊日:4月26日(火)・29日(金)~5月1日(日)
■レセプションパーティー:4月26日(火)19:00~20:00
■プロフィール
杉森 康彦
出身地:京都
京都造形芸術大学・通信教育部大学院洋画分野修了 光陽会会員
洛中洛外の情景
京都の風景の魅力
美的空間を意識して造られた風景があるのが京都。守り続けられてきた風景は、それぞれの時代の人間の美意識の変化にも耐え、先人が「後世の人々へ」という感情が兆す魅力的な場所です。しかし、失われる町並みもあります。そこには、只単に便宜性や合理性を求めているだけではなく、日々暮らす町がどのようになれば心地よくなるのか、その時代に生きる人のことだけではなく、過去・現在・未来に生きる人の、心の連鎖のなかで培われた「風景を造る」という審美的感覚が活きているのが京都です。
私の制作の主眼は「心の目・一瞬・色彩」の3つです。
次々と新しいメディアや絵画表現が模索される中、現在も尚古典的な絵画表現にできるこ とは、美しい風景と出会った瞬間、心の目が捕らえた一瞬の感動をキャンバスに描きとめる こと、そして心が感じた色で表現することではないでしょうか。
奥深い京都の風景の魅力を、如何にキャンバスに描きとめようかと日々精進しております。
展示会が行なわれた当ギャラリー(アートスペース余花庵)の様子
杉森 康彦 展 洛中洛外之情景・2016年春フォトレポート
杉森 康彦 展「洛中洛外之情景・2016年春」は、おかげさまで多数のお客様方にお越し頂けました。感謝申し上げます。
展示された作品、開催中のギャラリーなどのフォトレポートをご覧ください。