過去の展示の紹介

2017年12月/作家のご紹介

錦織の装い展 光峯の織物美術

本日、龍村光峯さまによる展覧会「錦織の装い展 -光峯の織物美術-」の搬出が無事終了致しました。
会期中は様々な文様の錦織の作品や絵画に魅せられて、長年のファンの方をはじめ、海外のお客様も光峯さまの錦の美しさを楽しんでおられました。
連日、織職人さまも在廊され、制作に関する貴重なお話を直にうかがい錦織の高度な技術をより堪能していただけたことと思います。
2017年アートスペース余花庵の締めくくりに、素晴らしい展示会を主催いただきました株式会社龍村光峯の皆さま、ご来場いただきました方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

アートスペース余花庵:スタッフ一同 

錦織の装い展

-光峯の織物美術-

とき:2017年125日(火)〜1210日(日)
時間:10:30~20:30
作家もしくは専門家が18:30まで在廊


織物美術家龍村光峯と後継龍村周による錦織作品と小物類の展示販売。
来年の干支戌にちなんで制作した新作錦織「犬喜文」、
錦織で仕立てた本袋帯・バッグ・名刺入れ・小物類など取り揃えてお待ちしております。

緑地花鳥獣文錦

緑地花鳥獣文錦

本裂は、東京、京都両博物館の所蔵する正倉院裂の一つで、聖武天皇一周忌斎会(757年)を飾った道場幡の垂脚(すいきゃく)の止め飾りとして使用された古代の緯錦、倭錦(やまとにしき)である。実物を御覧になれば一目瞭然であるが、デザインが非常に精緻で高度なことが挙げられる。中央にはいわゆる「唐花」といわれる大きな花があり、対の「獅子狛犬」が上部にいて、さらに上部には対の水鳥が波紋と思われる上に浮かんでいる。副文には小さな花と「ザクロ」と思われる紋などがあるが、やはりメソポタミア起源の対の動物の中央に「生命の木」がある樹下動物文の系統を引く図柄であると考えられる。これを見ているとつくづくデザインなどは「不易流行」という場合の流行があるだけでまったく進歩していないのではないかと思われる。コンポジションは明晰に「同心円」と「六角形」で構成されているが、決して単に「抽象的」とはいい切れず、「抽象」とか「具象」とかいう近代の狭苦しい枠を悠に超えている。また、すべての白い線が古代紫の線で「くくられている」ことと、何となく線が柔らかくやまとぶりを感じさせる、見事な錦である。

光峯の織物美術
TEL:075-492-7275
(株式会社龍村光峯)
http://www.koho-nishiki.com

展示会が行なわれた当ギャラリー(アートスペース余花庵)の様子

錦織の装い展 光峯の織物美術 フォトレポート

錦織の装い展は、おかげさまで多数のお客様にご来場いただきました。感謝申し上げます。展示された作品、開催中のギャラリーなどのフォトレポートをご覧ください。

錦織の装い展 光峯の織物美術
錦織の装い展 光峯の織物美術
錦織の装い展 光峯の織物美術

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