2025年4月1日〜4月6日 郷 加奈子 手刺繍画展「手刺繍で描く若冲と広重」 2024.11.26 郷 加奈子 手刺繍画展 「手刺繍で描く若冲と広重」 2025年 4月1日(火)〜4月6日(日) 10:30~20:00 最終日17:00まで ひと刺しひと刺し心を込めて…手刺繍で描く 「歌川広重 東海道五十三次より 庄野」 一本の糸そのものは一色ですが、絵画のような何色もの色のまざりや重なりが観られます。波や山、木々、崖、草陰、陽光、ひとつの草鞋と蓑、人の足、人の肌…が、とても小さな針と細かい糸を想像させ、繊細さを覚えました。 私は、この作品を編み出す彼女のする息の深さと強さを、その小さな身体から感じ、目の前の彼女を愛しく想い人の温度を感じました。彼女の人生はそれは愛しいものであろうと自分をかえりみました。そして、「人間は本当に大きなことを成しうる」という偉大な事を教わった気がしました。 作家・詩人 篠崎美江子 郷 加奈子 Kanako Go http://www.kanako-go.jp 秋田県男鹿市生まれ。京都市に嫁ぐ。かねてよりその独特の情感に惹かれていた「歌川広重の東海道五十三次」の風景を針と糸で表現することに挑もうと決心し、20年かけて完成させる。その他、地元京都の名所や旅先で感銘を受けた「日光東照宮 陽明門」、「モンサンミシェル」等、オリジナル作品に挑む。第33回国際スペイン美術賞展入選、2005年パリ サロン・ドトンヌ展入選。 前回展示会の様子はこちら https://yokaan.com/archive/exhibitions-old20180320.html