郷加奈子さまによる手刺繍画展「手刺繍で描く若冲と広重」を無事終了いたしました。
会期中お立ち寄りいただいた皆様、誠にありがとうございました。
作品は作家 Instagram @kanakogo5353 からご覧いただけます。
このたび展覧会を主催いただきました郷さまにスタッフ一同、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
アートスペース余花庵
郷 加奈子 手刺繍画展
「手刺繍で描く若冲と広重」
2025年 4月1日(火)〜4月6日(日)
10:30~20:00 最終日17:00まで
ひと刺しひと刺し心を込めて…手刺繍で描く
「歌川広重 東海道五十三次より 庄野」
一本の糸そのものは一色ですが、絵画のような何色もの色のまざりや重なりが観られます。波や山、木々、崖、草陰、陽光、ひとつの草鞋と蓑、人の足、人の肌…が、とても小さな針と細かい糸を想像させ、繊細さを覚えました。 私は、この作品を編み出す彼女のする息の深さと強さを、その小さな身体から感じ、目の前の彼女を愛しく想い人の温度を感じました。彼女の人生はそれは愛しいものであろうと自分をかえりみました。そして、「人間は本当に大きなことを成しうる」という偉大な事を教わった気がしました。
作家・詩人 篠崎美江子
郷 加奈子 Kanako Go
http://www.kanako-go.jp
秋田県男鹿市生まれ。京都市に嫁ぐ。かねてよりその独特の情感に惹かれていた「歌川広重の東海道五十三次」の風景を針と糸で表現することに挑もうと決心し、20年かけて完成させる。その他、地元京都の名所や旅先で感銘を受けた「日光東照宮 陽明門」、「モンサンミシェル」等、オリジナル作品に挑む。第33回国際スペイン美術賞展入選、2005年パリ サロン・ドトンヌ展入選。
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